ELLEGARDENの10年に1回出逢えるかのライブ
ELLEGARDENのThe Boys Are Back In Townツアーファイナルに行ってきたけど、
すごすぎた。
38000人が高い期待感を持って待ち構えてそれに見事に答える音を出したときに
ヴァイブスが爆発したあの空気感が2時間以上続くってのは、
なかなか出逢えるものではない10年に1回のレベルだ。
僕はスタンドの一番上にいたけどそんな高さも距離も関係ないくらいの迫力だった。
全曲名曲でみんな歌えるし飛べるし暴れられるなんて、エルレは化け物だった。
1980年代の主役がボウイとブルーハーツで
19990年代の主役がXとハイスタなら
2000年代の主役はエルレガーデンだと再認識した。
一番最後に見たのは2008年のRIJのグラスステージトリだったけど、
あの頃より遥かに素晴らしいライブだったと思えた。
この空間・時間だけに身を委ねられるくらいの変性意識状態に入れたような気がする。
その後のこととか、明日のこととかはとりあえず置いておこうと思えるこの感じは
とても久しぶりだ。
2011年のAIRJAM以来かもしれない。
エルレをよく聞いた2004-2008年の頃も思い出された。
なぜならあの頃はそんな気持ちになったライブやフェスによく行っていたからだ。
僕が当時まだ若くて怖いものがあまりない方で責任もなかったからとも言えるだろう。
終わった後に脳がお腹いっぱいになった。
その位、満たされた。
身体的な疲労もあってか、週末のサマソニ行かなくてもいいかもなーとも思えた。
ただただ余韻に浸りたいというか。
そのぐらい濃すぎた空間だった。
あんな完璧なライブをやってしまったら、この後どうするのだろう?と思える位だった。
色々な奇跡重なったのだと思う。
その位いいものだったから、だからこそ同じライブを体験したいかといわれれば、NOとなる。
DVD化しないというのもそんな理由もあるかもしれない。
アートだ。
仕事やらトレードをしていると再現性を求めるのは、効率とリスクヘッジだけど、
計算とか打算とかでなく欲求丸ごとぶつけられた感ある奇跡。