新規事業が立ち上がるか否かは2つだけ
商品力とインフラがあれば新規事業は立ち上がる。
商品力というのは、買わざるを得ないもの、買ったら得する、不確実性が少なく、リスクが少ない、リスク以上にメリットある。
インフラというのは、周知、顧客接点を作れる構造のようなもの。
インフラはとりあえず損益分岐点を超える顧客構造ができるぐらいであればいいだろう。
直近、フリーランスで関わっていた会社の立ち上げは、そう考えると酷かった。
商品力はなかった。自分たちで作れちゃうし、コストを払って買うほどのメリットが定量的に訴求できないし、
聞いてたほどサービスをデリバリーするコンサルタントの能力は低かった。
インフラはあったけど、途中で使えないことになった。全くのゼロからのインフラづくり。
おまけに本業とは別会社にするものだから、会計処理やらの手間もかかるし、オフィス賃料は別途かかるし、
とてもいい社長だったのだが、金勘定というか最悪のケースが読めない社長は厳しいなと思った。
自分のコンプレックスで動くエネルギーにかけてみたようなもので、
それが力を超えられなかったというか、成果に昇華できなかったのだという結論だ。
商品にこだわって市場や顧客を見ない中小企業がいかに多いかフリーランスの時に痛感した。
上場企業でもそういうのあるから・・。
株でも銘柄に惚れてる人は地獄を見ている。
どんなにいいシステムでもこんなに人手不足なのに、それをやる手間が異様にかかるのなら、
そんなもの売れない。もしどうしても売りたいなら、徹底的にオートマティックにすべきだ。
とりあえず0→1で立ち上げたいなら、まずは方程式を作って欲しい。
スモールで作ってから、それを拡大するために増員するのも別会社作るのもいい。
だけど、それもないし、事業を任せるやつは及び腰ならそりゃー無理。
コンサルタントが入ったから上手くいくのは、どちらもあるものだ。
それをより効果を上げる、効率を上げるものしかない。
0→1にする手伝いはすれど、そのコアにあるものはその会社の人だ。
だって、そうしないとフィーしかもらえないコンサルタントにメリットはない。
株をくれるなら、ある。